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山羊堂の蛮額(ばんがく)

 

山羊堂が本格的に始動したきっかけの一つは、額を商品として制作していく行程で生まれました。

世の中にないのなら、自分が欲しいと思える額を妥協せずに作ってみたい。

 

すべての行程を手作業で行ない、職人があまり好んでは選ばない、

「節」や「木目」が多い癖のある木を選び、会話するようにその木に添って削っていきます。

 

そこから生まれた一点だけの額が持つ存在感は、まるで生き物が呼吸しているよう。

 


・希少な樹木の伐採を伴う、銘木は使いません。

・輸入材に押され、廃れる林業、荒れる山、建材としても使い辛い、国産杉材の節の多い箇所を用います。

・接着には動物のゼラチン、膠を使用しています。

・真鍮金具は板から切り出して、手打ちして仕上げてます。


・塗料は貝殻の粉の胡粉、動物のゼラチンの膠、柿を発酵させた柿渋、木酢液に釘を溶かした酢酸鉄など。

 



オーダー額も、受注しています。
 

1辺100mmサイズくらいなら¥10000〜。

1辺200mmサイズくらいなら¥20000〜。

1辺300mmサイズくらいなら¥30000〜。

金額は目安ですから、お気軽に相談してみて下さいね。

 

 

額歴


2014〜 


 写真館用の額縁を依頼され、10年間眠らせていた構想を元に作り始める。

 山羊堂(さんようどう)を発足する。

 柿渋で仕上げた赤茶色の蛮額、神戸のKIITOにて発表。

 更に柿渋を鉄で媒染した焦茶色の蛮額、奈良の夢雲にて発表。

 ↓

2016〜

 写真家辻本しんこの希望により白色を開発し始める。

 貝殻の粉、動物のゼラチンの膠を用いた、生の塗料が完成。

 透けるようなつや消しの白、静白の蛮額、奈良の夢雲にて発表。 

 ↓

2017〜

 オーダー額の受注開始。
 

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